センサー, ビジネス/オフィス, 湿度計

湿度計のセンサーは壊れやすい

湿度の測定において重要な役割を担う湿度計のセンサーは、誰もが思う以上に繊細で壊れやすく、あっけなく使えなくなってしまうことも珍しくないです。湿度計のセンサーは水分を含む空気を測定するものなので、基本的に水が掛かったり水滴が付着する程度では壊れませんが、ガスを含む水分となると話は別です。水は油を除く様々な物質が溶け込みやすい性質を持ち、空気中のガスも例外ではありませんから、腐食性のあるガスが発生している環境となると水もまた腐食させる性質を帯びます。湿度計にはセンサーを内蔵しているものと、外部に露出しているタイプに分けられますが、どちらもガスの影響は無視できないです。

前者は本体にガスが侵入して内部に留まることで腐食の恐れがありますし、後者も空気が停滞するような場所だと、同様に壊れやすくなってしまいます。湿度計のセンサーは衝撃にも弱く、内蔵タイプだと本体を落下させたその衝撃で壊れることがあります。明らかに壊れているように見えない場合でも、実は精度に狂いが生じていたり、経時的に少しずつ壊れていくケースもあるので注意が必要です。衝撃に弱いのはデジタルタイプよりもアナログタイプで、物理的に内部部品に緩みが生じたり、破損することで湿度が測れなくなります。

湿度計はセンサーが命でしかも繊細ですから、負担が掛かる環境での使用や取り扱い方には十分に注意すべきです。デジタルタイプもガスの影響による接点不良や、衝撃によるはんだクラックで破損するケースがあるので注意です。

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