屋内外で何らかの塗装作業をする際には、屋外では天候を気にする必要性があり、屋内でも室温と湿度は非常に重要なチェックポイントです。屋外で外壁塗装やフェンスの塗装などを行う場合は、基本的には雨降りではない限り無理ではありませんが、湿度が80%を超えている日には避けた方が賢明です。屋内での作業で工作品を作ったり、プラモデルを作る方もいますが、特にプラモデルの塗装に関しては温度は肌で感じることができるものですが湿度も確認しないと綺麗な塗装を行えません。便利なアイテムには湿度計センサーがあり、ネット通販から探せば安く購入できる機種は多いので、模型製作などを趣味としている方は購入しておくと便利です。

水性塗料で艶消し塗料を用いる場合では、あまり気にせずに作業は行えますが、缶スプレーで光沢を出す塗装作業においては、最適な湿度は50%から60%となるので65%を超えている場合は光沢が出ずに艶を失ってしまう問題が起きてしまいます。プラモデルの場合で尚且つ自動車模型の場合は、光沢を出すということが何より必要になるので、湿度計センサーがあれば最適な環境下で塗装を行えます。塗装作業を急いでいる方の場合で、湿度が高過ぎる日程であれば、空調管理によってコントロールすることは可能です。例えばエアコンを用いる方法や、ストーブを使う方法などもあり、室内の空気に変化を与える方法で湿度を下げることは不可能ではありません。

ただし、完全に乾燥するまでの時間が掛かってしまうので、一時的に空調管理をするのではなく、塗装後最低でも3時間以上は良好な湿度を保つことは欠かせません。湿度計センサーがあればいつでも計測可能になるので、綺麗な作品作りには非常に役立ちます。